自動SQLチューニング


ユーザが介することなく、問題のあるSQL文を識別して問題を解決する。
ワークロードは自動的に選ばれるため、STSは不要。


★実施順序

 1.AWRが識別した先週上位にあったSQLをターゲットにする。
  同時実行性は無視される。
  I/OとCPU時間から判断する。
 2.メンテナンスウィンドウ中にSQLチューニングアドバイザを実行する。
  AUTOTASKが以下のジョブを実行
   自動SQLチューニングジョブ:SYS_AUTO_SQL_TUNING_TASK
 3.SQLプロファイルが作成され、テストされて適用される。
  タスクパラメータのACCEPT_SQL_PROFILESはTRUEの場合のみ

○ユーザがレポートを要求できる。
 REPORT_AUTO_TUNING_TASK
○レポートを見てプロファイルの検証、削除できる。


★自動SQLチューニングの設定項目

 自動タスクの構成
  ・オン/オフ
  ・AUTOTASKを実行するメンテナンスウィンドウ
  ・AUTOTASKのCPU使用量
 タスクパラメータ
  ・SQLプロファイル自動実装のオン/オフ
  ・AUTOTASK全体の時間制限
  ・AUTOTASKのSQLごとの時間制限
  ・テスト実行モードの無効化
  ・自動実装されるSQLプロファイルの最大数
  ・AUTOTASK実行の有効期限


★結果レポートの%
 例)66%が3倍の改善
 例)99%は100倍の改善


×以下のようなSQLは考慮されない

 ・非定型のSQL
 ・ほとんど繰り返されないSQL
 ・DML(INSERT SELECT・・・、CREATE TABLE AS SELECT・・・ とか)
 ・DDL
 ・パラレル問い合わせ
 ・プロファイル後の長時間実行問い合わせ
 ・再帰SQL